MIME-Version: 1.0 Content-Type: multipart/related; boundary="----=_NextPart_01C9D313.5D71ACA0" このドキュメントは単一ファイル Web ページ (Web アーカイブ ファイル) です。お使いのブラウザ、またはエディタは Web アーカイブ ファイルをサポートしていません。Windows? Internet Explorer? など、Web アーカイブをサポートするブラウザをダウンロードしてください。 ------=_NextPart_01C9D313.5D71ACA0 Content-Location: file:///C:/8E889969/taiyo_denchi.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
急拡大する中=
国の太陽電池産業
薄膜系にも続=
々参入
(È=
13;国内市場の育成目指=
し,日本との協調も=
7169;索)
北原= ; 洋明
(本原稿を,日経マ= イクロデバイス2007年8月号= に掲載しました。)
中国における太陽= 電池産業の立ち上が= 2426;が目覚ましい。中ࢲ= 9;では1958年頃から太陽= 8651;池の研究が地道に= 4;められてきたが,2001年以降に多く= 2398;企業が参入を開始ӕ= 5;,セルやモジュール&= #12398;生産量が急速に拡= 823;し始めた。現在,太= ;陽電池のセルやモジ= 12517;ールの製造会社は50社を超える。È= 13;国の太陽電池の生産= 量は400MW/年注1&= #65289;の規模に達し,ਰ= 5;本の生産量を視野に&= #12392;らえるまでに成長= 375;てきている(図1= b>)。
特に近年では,中= 国外の株式市場に上= 2580;して資金を調達しᦁ= 2;投資を拡大すること&= #12395;よって,生産能力= 434;急速に増やす動きが= ;活発化している。中= 22269;Suntech Power Holdings Co., Ltd.を筆頭= ;に,2007年5月ま= でに6社の企業が中ࢲ= 9;外の株式市場に上場&= #12375;た。さらに,この6月にも新たに3社が上場し,Ӗ= 1;の後に続く企業も多&= #12367;控えている(図2= b>)。セルやモジュー&= #12523;以外の太陽電池関$= 899;企業も500社以上あり,= 371;れも日々増え続けて= ;いる。
太陽電池関連の展= 示会やシンポジウム= 2418;,2007年に入り,北= 0140;や上海を中心に中ࢲ= 9;各地で毎月のように&= #38283;催されている。そ= 398;中でも特に内容が充= ;実していたのが,上= 28023;で5月10~13日に開催された&= #23637;示会「China Germany Solar Energy Exhibition(CGSEE)」とシンポ= 12472;ウム「Shanghai New Energy Conference(SNEC)」である。
気が付い{= 83;ら薄膜太陽電池の企= 業も続出
展示会CGSEEは,ドイツ系= 20225;業も含めて162社が出展し,= 963;況を呈していた。3月,4月= 2395;同じ上海で開かれӖ= 3;太陽電池関連の他の&= #23637;示会とは異なり,= 371;のCGSEEでは中国大手= 12398;太陽電池メーカー{= 64;こぞって出展してい= た注2)(図3)。
特に驚かされたの= は,薄膜系への中国= 2513;ーカーの進出が急= 5;に進んでいたことで&= #12354;る。「中国は結晶= 995;の太陽電池が中心」= ;とばかり思って参加= 12375;たが,薄膜太陽電ĕ= 44;を出展しているメー= カーが多数あった。= 2375;かも,その中の半ਤ= 8;以上は薄膜専門メー&= #12459;ーだった(図4= b>)。
展示会場で各社に= 今後の計画を聞くと= 5292;どのメーカーも積ઋ= 7;的な生産計画や開発&= #35336;画を述べてくれたA= 288;図5= b>)。中国各社の薄膜&= #22826;陽電池はアモルフ= 449;スSi(a-Si)単= ;層型であり,光電変= 25563;効率は5%程度であるӍ= 0;日本の技術レベルに&= #12399;まだ及ばない。し= 363;し,シンポジウムSNECの会場ではタ= 2531;デム型の薄膜太陽༙= 1;池に関する議論も出&= #12390;おり,技術開発を= 613;ピッチで進めている= ;様子が伺えた。中国= 12513;ーカーが技術者やŞ= 69;造設備技術,特許権= の不足という課題を= 0811;服すれば,予想以ߍ= 8;に早く日本の技術レ&= #12505;ルに追いつく可能= 615;がある。
国内=
;市場の育成に目を向=
12369;始めた中国
シンポジウム= SNECでは,中国政= 4220;とドイツを中心とӕ= 5;た欧州太陽電池協会&= #12398;関係者を中心にし= 390;,中国太陽電池産業= ;の現状と将来に関す= 12427;白熱した議論注3)が2Ą= 85;間にわたって続いた= 。
中国の太陽電=
池産業は,再生エネ=
2523;ギーの重要テーマӗ=
2;して第6次5カ年=
5336;画(1981~1985年ʌ=
89;で取り上げられて以=
降,国家の継続的な=
5588;助を受けている。=
2;10次5カ年=
35336;画(2001~2005年ʌ=
89;では約1億中国元の支৾=
8;があった。現在の第<=
span
lang=3DEN-US>11次5カ年=
35336;画では,さらに金ƅ=
89;が増えている。省エ=
ネルギーやCO2排出削減に&=
#23550;する中国政府の関=
515;は,依然として高い=
;。現在,中国は世界=
12391;最もCO2排出量の多&=
#12356;国になっているか=
425;である。2007年4月27日に発行され{=
83;中国国務院総理
(首相)の温家宝(
このような政= 治面からの後押しも= 2354;り,中国内の太陽༙= 1;池市場を現在の80MW/年から,2010年には300MW/年,2020= 4180;には1.8GW/年,2030= 4180;には6GW/年,2050{= 95;は20GW/年へと拡大し= 12390;いくために何をす|= 09;きか,という議論が= 活発になっている。= 0855;体的には,遠隔地= 6;村地区への設置,建&= #29289;・公共インフラ設= 633;への設置,大型グリ= ;ッド接続発電所の構= 31689;などである。
中国はこれま=
で,国内で生産した=
2826;陽電池の大半を欧ॣ=
0;に輸出することによ&=
#12387;て,太陽電池産業=
398;拡大を図ってきた。=
;このため現状では,Si材料,生産設Î=
33;,市場のすべてを外=
国に依存しており,=
9987;業としてのリスクळ=
0;応能力が低いという&=
#35506;題がある。このよ=
358;な状況から脱却する=
;ために,今後,中国=
22269;内の市場をどのよ{=
58;に育成していくかが=
盛んに議論されてい=
2427;。今回のシンポジӝ=
4;ムSNECでも,その一=
2388;の方向である「BIPV(Building Integrated Photovoltaic:建材一体型の太=
陽電池)」が,全体=
2486;ーマとして掲げらӚ=
8;ていた。
中国では,国= 内市場を長期的に発= 3637;させるために,新Ӗ= 3;な仕組み作りが必要&= #12391;あることも議論さ= 428;ている。欧州を中心= ;に導入されているフ= 12451;ード・イン・タリ}= 01;(優遇買い取り)制= 度と日本で過去にあ= 2387;た補助金制度の両ਬ= 1;の良さを取り込むと&= #12356;う議論もあったがA= 292;結論は出ていない。= ;その理由として,太= 38525;電池の製造コスト{= 64;まだ高く,政府が補= 助金の支出に躊躇し= 2390;いることがある。࣪= 6;陽電池と化石燃料の&= #30330;電コストの差を2倍以内に縮めӚ= 7;ことができれば,行&= #25919;の支援も活発化しA= 292;中国国内市場も急速= ;に拡大していくこと= 12395;なるだろう。
今こ=
;そ,世界の産業とし=
12390;の議論を尽くすと{=
65;
今回の展示会= CGSEEとシンポジウ= 12512;SNECは,ドイツと= 2398;共催である注4)。今回が初= めての開催だったが= 5292;中国とドイツの親भ= 4;な関係は既に2001年ごろから築= 2363;れてきた。2008年の第2= 回の開催(2008年5月9~12日)= 12418;既に決まっているz= 90;「今回の3倍の規模を目১= 1;しており,日本から&= #12398;参加も期待してい= 427;」(CGSEEとSNECの= 027;催者)と言う。
これまで,太= 陽電池分野における= 6085;本と中国の関係は१= 6;薄だった。日本側が&= #25216;術の蓄積と優位性= 434;信じるあまり,新興= ;国である中国に対し= 12390;意識的に無視して{= 65;たのが,これまでの= 状況だったといえる= 2290;今回のCGSEEとSNECの= 475;迎会の席では,うち= ;解けた会話の中にも= 65292;太陽電池の技術交ė= 69;が進んでいない状況= から端を発して,日= 0013;間の政治問題にまӗ= 1;話が及んで,気まず&= #12356;空気が流れたこと= 418;あった。
中国の太陽電= 池産業は,近いうち= 2395;日本と肩を並べるӗ= 2;ころまで大きく成長&= #12375;てきている。こう= 375;た状況の中で,これ= ;までと同じように中= 22269;を無視し続ける立á= 80;を取っていくのが,= 日本にとって得策だ= 2429;うか。中国側も日ੑ= 2;を意識し,協調を模&= #32034;している。ビジネ= 473;としての付き合いと= ;ともに,地球環境を= 32771;えた世界の産業と{= 75;て太陽電池の将来を= 互いに議論していく= 2371;とが,今こそ必要Ӗ= 4;ろう注5)。
注1)年ž= 91;生産能力は既に1200MWあり,その1/3程度しか稼働= 375;ていない状況である= ;。このバブル的な状= 27841;から,今後の設備ü= 37;資抑制を心配する声= もある。
注2)3月と4月に上海で開ࠑ= 2;された展示会では,&= #20107;前に出展社などの= 773;報を展示会のウェブ= ;・サイトでチェック= 12375;,大手メーカーのì= 37;示を期待して参加し= たが,実際には図2に挙げたようӗ= 4;大手メーカーは全く&= #20986;展していなかった= 290;
注3)講Ĝ= 36;時間を2倍以上も超過ӕ= 7;るような議論が多々&= #12354;り,時間管理の行= 365;届いた日本での運営= ;に慣れている筆者に= 12392;っては,面食らう{= 71;とがしばしばあった= 。
注4)シ}= 31;ポジウムSNECのオープニン= 2464;に,中国とヨーロӠ= 3;パの太陽電池業界の&= #12461;ー・パーソンが勢= 382;ろいした(写真)。= ;
注5)フ}= 21;ットパネル・ディス= プレイ(FPD)の技術と産= 989;で,「先行した日本= ;勢を,韓国・台湾・= 20013;国勢が追い付き,Ű= 61;い越す」という構図= を経験してきた筆者= 2395;とって,太陽電池ӗ= 1;も同じ状況に陥るの&= #12434;,指をくわえて見= 390;いることはしたくな= ;い。
図1●急拡大する中=
;国の太陽電池生産量
21世紀に= 20837;り,わずか数年でĄ= 85;本をキャッチアップ= する勢いで成長を続= 2369;ている。シンポジӝ= 4;ム「SNEC」の資料を基= 2395;,筆者が作成。
図2●株式市場から=
;資金を調達し,積極=
30340;な投資と生産拡張|=
34;繰り広げる中国太陽=
電池メーカー
2007年5月時点でトップ6社は海外株式०= 6;場での上場を果たし&= #12390;いた。その後,6月には3= 1038;が上場し,さらにࣩ= 0;くの企業が上場を控&= #12360;ている。中国全体= 391;は50社以上の太陽Ƃ= 51;池生産会社がある。= 筆者が作成。
図3●大手メーカー=
;がこぞって出展した=
23637;示会CGSEE
(a)Q-Cells AG,(b)Schott社などのドイツ= 20225;業や,(c)Suntech Power Holdings Co.,= Ltd.をはじめとする中= ;国大手の太陽電池メ= 12540;カーが数多く出展{= 75;,盛り上がりを見せ= た。筆者が撮影。
図4●薄膜太陽電池=
;の展示
薄膜系への進࠲= 6;が予想以上に進んで&= #12356;た。筆者が撮影。
図5●薄膜太陽電池=
;を展示していた企業=
12398;計画
展示会場で収༓= 8;した情報を,筆者が&= #12414;とめた。
注4の図